2008年06月07日
自由なようで自由でない?
こんにちは。藤井です。
先日テレビで『本を売るための様々な取り組み』について放送していました。
本の出版数が増えるのとは反比例して売り上げが低迷しているとかで、出版業界や本屋さんはいろんな工夫をしているようです。
その一つの取り組みとして『売り上げランキング』というのがあります。
本屋さんに行ったことがある人なら知ってると思いますが、店頭のラックにランキング順位ごとに商品を陳列し、お客さんの購買意欲を高めようとする方法です。
実際この方法によって本の売り上げが少し増したそうですが、ただ売れたのはランキングに入った本だけだったとのこと。
本屋さんいわく、昔のお客さんは自分の興味ある本が陳列されている書棚の前に立って、じっくり読みたい本を物色していたが、近頃のお客さんの傾向は「売れている本はきっと面白いだろう」といった感じで簡単に選び、店内を歩いて自分が求める本を探すということをしなくなったようです。
わたしはこの話を聞いてふと「自由なようで自由じゃないのでは?」と疑問に思いました。
というのも、自分にとって面白い本、必要な本を探しているのではなく、「みんなが読んでるから面白いに違いない」という感覚で探すというのは、他人(世間の流行など)に自分を合わせておけば無難だ、といった意識が見え隠れしてるからです。
本来であれば、自分はどんなジャンルに興味があり、どのような商品が好きなのか?嫌いなのか?が明確に分かっていれば、他人や世間の流行に合わせる必要がないはず。
しかし、どういうわけか流行に合わせてしまうんですよね。
そういった意味で『自由なようで自由でない』ように思われるのです。
そこで、これまでのわたし自身の経験を含めて、流行に合わせるメリットとデメリットを考えてみます。
★流行に合わせるメリット
1.選択しやすい
2.話題のタネになる
3.とにかく安心
★流行に合わせるデメリット
1.手に入れた後で「しまった!」と後悔することがある
2.飽きやすい
3.満足感があまりない
この中で注目したいのは『満足感』です。
「こういうモノが欲しい!」という自分の欲求に合った商品を自分自身の力で選び手に入れたモノというのは、満足感も大きく、より長く愛用することになると思うのです。
たとえば衣服なんかそうですよね。
「こういう色で、こんな感じの可愛らしい服」というイメージが自分の中にあり、それを追い求めてあちらこちらを探し回り、ようやく見つけて手に入れたときは本当に嬉しいものです。
また、そうやって手に入れたモノは思い入れもあり大事にすることでしょう。
これって、どうでもいいように思えるかも知れないけど、とても大切なことだと思うんです。
自分の意志で求めたことによって得られる喜び。
それは小さな商品を選ぶことだけでなく、人生そのものにも影響することになります。
「本当は自分が何を求めているのか?」
それによって人生も決まってくるのではないでしょうか。
ところで、「ランキングに掲載されている本を選んではいけない」というわけではありませんよ(^^;
ランキングにとらわれず自分の自由な意志で商品を選ぶようにしましょう。
ちなみに、ここにアップした写真はアジサイの紅(くれない)という品種です。
名前の通り、小さくて真っ赤なガクがとても印象的な花です。
咲き始めは真っ白で、太陽の光に当たることで桃色→赤色に変化するそうです。




